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【感想】パンズ・ラビリンス

軽い感じのファンタジーだと思ってたら、生きるのが辛くなるような世界だった…
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どうもこんにちは、しろくまこです

映画感想

「パンズ・ラビリンス」見ました

タイトルに「ラビリンス」と付いてるからには
可愛いおにゃの子が魔法の世界に迷い込み、そこでデビッドボウイ的なツンデレイケメン魔法使いにいじわるされつつちょっと良い感じになったりして、キャッキャウフフの冒険の果てにちょっと大人に成長する物語って相場が決まってるんです
なのに、なんなんですか、なんなんですかこの映画はっ
なんでこんなに救いがないんですかっ

なんの予備知識もなく見たですが、ちょっと可愛い感じのタイトルなので油断しました…(´;ω;`)ブワッ

ラビリンス 魔王の迷宮
おとぎ話が大好きな少女サラは、泣き止まない幼い弟に腹を立て、愛読書

↑キャッキャウフフな方

おおまかなあらすじ

フランコ独裁政権の恐怖政治がスペインを覆いつくしていた暗黒時代。
少女オフェリアは優しかった仕立て屋の父親を亡くし、母が再婚したヒダル大尉のもとへ赴く。臨月の妻を無理に任地に呼び寄せる大尉は、まさに独裁のシンボルのような恐ろしい男。直面する現実は残酷なことばかりだった。
そんなとき彼女が見つけたのは薄暗い森の中の秘密の入り口。
妖精の化身である虫たちに導かれ、そこで出会った<パン>牧神に告げられたのは、オフェリアこそ地下の王国の王女であるということ。オフェリアは王女として戻るための3つの試練を与えられ“パンズ・ラビリンス<牧神の迷宮>”での冒険が始まる・・・。

AMAZONより
パンズ・ラビリンス (字幕版)
恐怖の政治が国を覆っていたスペインの暗黒時代に、少女オフェリアは生を受けた。優しかった父が死に、身重の母親と二人で直面する現実は目を覆うようなことばかり。新しい父親はまさに独裁のシンボルのような恐ろしい大尉。生まれてくる自分の息子にしか興味を示さず、オフェリアの生きる世界は閉ざされていた。そんなとき、彼女が見つけたのは...

ざっくりとした感想

しろくまこ、歴史は日本史を選択していたので、世界史に疎いというか
世界史といえばローマ帝国かフランス革命ぐらいよ、何となく知ってるのって

スペイン内戦ってどういう状況でどうだったとか全然知らないから
この映画みて、うわ〜こんなにヘビーな時代だったのか〜ってちょっとびっくりよね

サッカーと闘牛でわーわー言ってるだけの人たちじゃなかったのね…

まあ、そんな内戦で大変な時代
主人公のオフェリアちゃんは、母の再婚相手の軍のエライさんがいる山奥の要塞?へお引越し

この再婚相手がとてつもなく悪いやつで、オフェリアちゃんを可愛がる気全くなし
要塞もレジスタンスの攻撃を受けたりしてて逃げ場はなく
しかも母親は身重で体調が良くないらしく、全く頼ることが出来ない
なのでオフェリアちゃんは物語や空想の中に逃避するしかなく…幼い子にとってなんつー絶望的状況や…

そこにどう見ても悪人顔の妖精パンが現れて、オフェリアちゃんは本当は地下の世界のお姫様だと言う
そして自分が指示する色んなミッションをこなしたら地下の世界に戻れるよ、と

オフェリアちゃんは大喜びで次々試練を乗り越えていくのだけど
パンが不気味すぎるので、実は騙されてるんじゃないの?
いや、もう絶対怪しいやん?絶対騙そうとしてるやん?絶対最後に生贄とかにしそうやん?
という疑惑でこちらは胸がいっぱい状態ですよ
キャッチセールスに引っかかり、ぐるぐる頭の中でヤバイよヤバイよって考えてる状況ですよ

でもオフェリアちゃんは全く疑わない
だって彼女にとってそれくらい現実のほうが辛いから…ああ…

途中、パンの忠告を無視して異世界の食べ物を口にしてしまい ←何故食べる…
それに怒ったパンは消え
さらに母親も出産で死んでしまい
唯一頼りにしていた下働きの女の人もいなくなり
戦闘もどんどん激化して…現実はもうこれ以上はないくらい絶望的な状況に

そしてついに物語は悲劇的な結末を迎えるのですが
全てはお姫様に戻るための試練だった…?
それともやはりただの空想だった…?
どんより鬱になるラストでした

せめてオフェリアちゃんが地下の世界で幸せになれた…ことになってて欲しいわね

***ここまで読んでいただきありがとうございました***

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