「ブレードランナー2049」見ました
もちろん前作の「ブレードランナー」も前に見てますがほとんど忘れてるので、イマイチ「2049」が理解しにくかったです
ちょっと「ブレードランナー」もう一回見た後、感想追記しようかな…
おおまかなあらすじ
2049年、LA市警のブレードランナー“K”(ライアン・ゴズリング)はある事件の捜査中に、人間と人造人間《レプリカント》の社会を、そして自らのアイデンティティを崩壊させかねないある事実を知る。Kがたどり着いた、その謎を暴く鍵となる男とは、かつて優秀なブレードランナーとして活躍し、30年間行方不明になっていたデッカード(ハリソン・フォード)だった。デッカードが命を懸けて守り続けてきた秘密—世界の秩序を崩壊させ、人類存亡にかかわる がいま明かされようとしている。
youtubeより

ざっくりとした感想
新型レプリカントの「K」は旧式のレプリカントの始末するブレードランナーとして働いており、農場に潜伏するレプリカントを始末した後、枯れた木の下に何かが埋められているのに気づき…という感じでお話は始まります
埋められてるものの調査を他のチームに任せた後、K君がお家に帰ると可愛い女の子が迎えてくれます…が、それは実体の無いCG…ていうかAIのジョイちゃん
AI彼女って…なんか「メガゾーン23」から続いてるわね…笑
そのAI彼女のジョイちゃんとの日常が割と時間をかけて描写されるんですが、いい加減2人のイチャコラに飽きてきた頃、上司のマダムから呼び出しが…
なんとKくんが発見したものは埋葬された「骨」で、調べるとどうやら出産で命を落としたっぽい、しかも本来出産できないはずのレプリカントのものだと判明します!
製造ナンバーから、骨の主は「ブレードランナー」のデッカードと逃亡したレイチェルだと分かります…前作を見てる人間からすれば「ま、せやろな」ってところなんですが、ちょっとミステリーぽく、ようやく話が動き出して面白くなってきた感じです
ちなみに製造ナンバーを調べに行ったウォレス社の内装や、映像の雰囲気がなんか「エイリアン」ぽいな〜と思ったんですが、どっちもリドリー・スコットやん!とか
話の展開がなんか「マイノリティーリポート」みたいやな…と感じたんですが、どっちも同じ原作者やったんかー!とか色々思いました笑
さて、レプリカントには「情緒安定用」にあえて小さな頃の擬似記憶が書き込まれているらしいのですが、K君の「記憶」の中にある日付が、まさにレイチェルの子供が生まれた日付と一致していたことから、その子供ってもしかして…?という展開になります
K君自身はそんなはずない…!って懐疑的ですが、ジョイちゃんは「あなたは生まれてきた特別な子」って感じでノリノリでK君に「ジョー」という名前を与えます
新型レプリカントには名前が付けられてなかったのね…切ない
K君は記憶の真贋を確かめにレプリカント用記憶作家の元を訪ねるのですが、それは本物の誰かの記憶が使われた「記憶」だと判明します
チクショーと荒れるK君…
「オレの記憶じゃないのかー(レイチェルの子じゃなかった!)」って理由でショックを受けている様に見えたのですが、後々自分がレイチェルの子だと信じてたみたいな描写があったりして…この辺りは複雑な感情すぎて、どっちの理由で荒れたのかちょっと分からなかったです
まあそうであって欲しい、という願望が大きくなっていった…?感じでしょうか
色々あって、K君はデッカードを見つけます
デッカード=ハリソン・フォードが登場した瞬間は、キタ━(゚∀゚)━!って盛り上がったわ!
さすがの存在感ね
ここ数年過去の人気作の続編が作られるようになって、ハリソン・フォードがそのままの役で出てくることが増えてますね(スターウォーズとかインディ・ジョーンズとか)どんだけ名作に出てるねん…
同じように「子供」を探していたウォレス社の面々に見つかって、連れ去られ尋問されるデッカード
ここで出てくる過去の映像のレイチェルの彫刻のような、圧倒的な美しさにビックリですよ!
なんでいうか、何十年もデッカードが恋焦がれていたのがよく分かる…説得力のある美しさです(でもちょっと日ハムの吉田輝星選手に似てる…と思ったのはここだけの話だ…笑)
そういえば前作でデッカードが実はレプリカントじゃないか説がありましたが、車の中で拘束具を破壊できず溺れ死にかけてる姿をみて、デッカードはレプリカントじゃなかったな…って思いました
全盛期のハリソン・フォードなら、余裕で乗り越えられただろうなぁ…
K君ことジョーの話に戻りますが、AI彼女のジョイちゃんの入ってる機械を破壊され、別れがやってきます…「愛してる」っていいながらジョイちゃんが消えた時はちょっと泣きそうになりました
お家のバックアップは消去してしまってるので、もうジョイちゃんはどこにも存在しなくなってしまったんですね
ジョイちゃんはウォレス社の「商品」なので買い直せばまた一緒に暮らせるんですが、ジョイちゃんの広告映像を見ても分かるように、それはもうジョーが愛したジョイちゃんではない別のもの…
この辺りはジョジョ6部のFFのエピソードを思い出しました
しろくまこは最近「ジョジョ」にハマってて…またそれは別の機会に、笑
さて、お話はデッカードが「子供」に再会して唐突に終わってしまい、正直「えええ〜ここで〜??」ってびっくりしました
レプリカントのレジスタンスの話はどうなるの〜?この作品の目的って一体??って
でももう一度見直してみて、監督はレプリカントたちの戦いには興味はなかったんだろうな〜と理解しました
人間対レジスタンスの戦いを見たいか、といったら確かにそんなに見たくないわ…ていう
それよりも、人間以外の(人間が作った)ものが、より人間らしくなっていくこと…
「人間性とは何か」というのがテーマだったのかな〜と思い直しました
何回か見て、ようやく理解できるような気がします
***ここまで読んでいただきありがとうございました***
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