竹宮恵子原作の「地球へ…」見ました
ソルジャーブルーて名前でめっちゃヒーローぽい格好して
絶対主人公ですって感じで現れるけど、話が始まってすぐに死んじゃうんだぜ…
おおまかなあらすじ
コンピューターに完全に管理された社会と
そこからあぶれた超能力を持ったミュウと呼ばれる人たちの戦いの物語です
しかし…
地球が汚染され、人類は宇宙へ
↓
地球の環境が改善され、エリートだけが地球に戻る
↓
地球側とスペースノイドとの戦い
ていう設定ありがち問題
今見るとコンピューターに管理された世界…ていうの、ちょっといっぱいありすぎてなんだかなーって感じよね
でも時代的には「地球へ…」が描かれたのは早い方だと思うからいいんじゃない?
ざっくりとした感想
話はちょっとそれますが
「地球へ…」を見てる限り、コンピューターによる一元的な支配、人工授精による人類の完全なる平等とか、共産主義の行き着く先がこの世界観なのかなーと思ってみたり
ソ連や中国の失敗のおかげで、今じゃもう誰も共産主義に夢見てないので、最近のSF作品はこういうコンピューターによる管理社会って設定、安易に使えない時代になってるんじゃないでしょーか
結局民主主義が一番マシってなったら、もうそんな方向に進みようがないというか
70、80年代に夢想していた未来とは別方向に突き進んでる感じね
さて【地球=コンピューターVS人間性を取り戻そうとするミュウ】ていう構造で話は進むけど
不思議とミュウたちに感情移入できななかったです
自分たちは超能力をもった選ばれしもの、という選民思想が透けて見える気がするのよね
それよりも人工子宮で14歳?まで育てられた(アンドロイド?の)キース・アニアンの方が
よっぽど人間ぽくて応援してあげたくなるっつーか
マザーコンピュータの声が岸キョンだから、なんか嫌いになれないつーか
(※岸キョン=岸田今日子大先生)
他にも、何百年も人工授精→人工子宮でしか人間は生まれてないのに
いきなり自然出産が1回目で成功できるんだろうか?とか
自然出産で生まれた子がなんでそんなスーパー超能力持つんだろ?とか
超能力で宇宙空間を生身でバンバン飛んだりして、もうそれ人間ちゃいますやん…とか
ソルジャーのペットのネズミ、そんな小さい体で20年以上も生きられるん?とか
色々ツッコミたい所はあるんだけど、まあいいか…
***ここまで読んでいただきありがとうございました***
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