「エスター」見ました
自らの存在を危うくするものは、なんのためらいもなくサクサクと屠っていく…そんな姿は新しいダークヒーローの誕生かと思いました!
おおまかなあらすじ
その“正体”が見えた時、世界中がショックに震えた。
ダークキャッスルが放つ衝撃的サスペンス・ホラー!
この娘、どこかが変だ。赤ん坊を死産して悲嘆に暮れるケイト(ベラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)。その悲劇はふたりの結婚そのものを揺るがすだけでなく、悪夢にうなされ、つらい過去に悩まされるケイトのもろい神経にも打撃を与えている。表面だけでもなんとか普通の生活に戻そうと必死の夫婦は、養子を迎えることを決意。そして訪れた地元の孤児院で、彼らはなぜかエスター(イザベル・ファーマン)という名の1人の少女に惹きつけられる。だが、引き取ったあとでエスターの本性に気づき始めたケイトは、家族の身の安全を守るため、ジョンたちにエスターの愛らしい外見の裏に何が隠されているのかを知らせようとする。しかし、彼女の必死の警告は聞き入れられないまま時間が過ぎていき……。
ワーナー公式より http://wwws.warnerbros.co.jp/orphan/
ざっくりとした感想
この夫婦ちょっと大丈夫?
第3子を流産してすっかり落ち込んだ妻のために、養子をとろう、と提案する夫…
しかし子供が既に2人もいるし、うち下の子は耳が聞こえない障害もあって人一倍愛情を注がなきゃいけないのに、あえて養子を引き取ります?
その辺がオヤオヤ?ってこの夫婦ちょっと大丈夫?って感じでお話はスタートです
そんな夫婦に引き取られるのがエスターちゃん…ていうかエスター様なんですが
多感な時期の男の子がいるのに、ほぼ同世代の女の子引き取る?
なんかもう色々と疑問符が付きまくりの夫婦の行動なんですが、引き取ってきた初日に渡すプレゼントが手話の辞典…という
もう初めっから耳の聞こえないマックスちゃんの世話させる気満々…子供じゃなくてお手伝いさん感覚やん…
ほんの僅かとはいえ見え隠れする無自覚な悪意
こらあエスター様じゃなくてもイラッとしますわ
エスター様の楽しい日々のスタート!
でもようやくここからエスター様の楽しい日々が始まります
兄弟の前で、容赦なく石を振り下ろして鳩を瞬殺し、誰が一番力があるのか誇示したり
可愛いマックスちゃんトラウマ必至ね
学校でちょっかい出してきた嫌味な女を遊具から突き落として始末したり
たまたま目撃しちゃったマックスちゃんトラウマ必至ね
エスター様の過去を探り、ちくりに来たシスターを殴り殺したり
無理やり共犯にさせられマックスちゃんトラウマ必至よ
殺人の証拠を隠した小屋を、不要な兄もろとも放火したり…と八面六臂な大活躍をみせます
エスターやばい…と勘ぐる養母、そんな養母を無駄な動きなく追い詰めていくエスター様
表面上はあたりの良い人間に、裏でじわじわと追い詰められていく…てのは、何年か前のドラマ「美しい隣人」とよく似てますね〜
どちらの話も追いつめられる側よりも、追い詰める方がより魅力的に見えるのは共通してますね
なんやかんやあって、邪魔者は始末…はできんかったけど、邪魔な養母は病院に強制入院させ遠ざけたので…
さあ、養父に迫るよー合法ロリの時間だーヽ(`・ω・´)ノ イェイ!!
…と盛り上がりそうなんだけど、さすがにそうなならず、普通に拒絶する養父
うーん、大人の格好して迫ったのが良くなかったか…子供っぽい姿のままでせまれば案外…あぁ、いやいや
エスター様を拒絶したら、あとに待っているもの…それは死
そいうわけでサクッとやられる養父
そして、なんか知らんけど助けに来た養母とついに一対一の対決が!
そして、悲しいかな、エスター様は敗れるわけです…なんて切ないエンド…
しろくまこが監督だったら夫婦(と息子)を始末して、マックスちゃんは可愛いから手下として手なづけて一緒に新しい家に引き取られていく…(そしてさらなる恐怖の続編へ…)ってラストにするわ
エスター様よ、永遠に
話が進むにつれ、エスター様の過去が徐々に明らかになってくけど、結構悲しい人生で泣けるわよね
音楽や絵の才能もあってめちゃくちゃスペックが高いだけに「スポンサー」さえいれば「養子」なんかにならずとも、アーティストとして自由に生きていけそうなんですが…
エスター様の生きやすい世の中でなかったことが悔やまれます涙
ところでエスター様を演じたのが、当時弱冠12歳のイザベル・ファーマンさん
あまりのハマり具合から、映画の設定のような中身は大人の女性なのかと一瞬本気で思っちゃいました
***ここまで読んでいただきありがとうございました***
コメント