漫画・アニメ感想

【漫画】ゴールデンカムイ・256話「篤四郎さんの一番」【感想】

うう…涙が止まらない…(´;ω;`)ブワッ
--
どうもこんにちは、しろくまこです

漫画・アニメ感想

ゴールデンカムイ・256話読みました
まさか宇佐美の死に様に泣かされるとは…

いや、宇佐美は結構というかかなり好きなキャラだったので
(ちょっと〇〇探偵はキモかったけど、ジャックとのパオパオ対決は夜中に声を出して笑ったなあ…)
先週から、お願い死なないで…と祈ってはいたけれど、予想を上回るキレイな展開と救いの描写に号泣です

ゴールデンカムイでこんなに泣いたのって「カネ餅」以来ですよ…

おおまかなあらすじ

・下腹付近を撃たれた宇佐美、階段から転げ落ちるもそのまま逃走し、馬を見つける
・ちょうどその頃杉元がジャックを窓から突き落とし、その音に振り返った尾形は馬で逃走する宇佐美に気付く
・尾形、窓と窓が重なる僅かな隙間から宇佐美を狙撃(…超絶技巧過ぎへん?汗)
・落馬する宇佐美(ここの表現が美しい!)を、鶴見中尉が受け止める(なんて劇的な登場!)
・入墨の写しと門倉のことを伝える宇佐美を優しく労う鶴見中尉
・差し伸べられた宇佐美の手から、小指を噛みちぎる鶴見中尉(食べた?)
「これで私たちは一緒らすけ」「時重くんは私の中で一番の友として生き続けんだれ」
「嬉しくて…イッちゃい…ますがね」「篤…四郎さん…」
・宇佐美を抱き続ける鶴見中尉(ピエタの構図…鶴見中尉は何度もマリア様として描かれてますね)
・ウエジ、煙突?に登って何かやらかしそう

ざっくりとした感想

何回読んでも泣ける…
自分でも気づかないうちにこんなにも宇佐美に感情移入してたのかと、正直ビックリではあるんですが
(作中屈指の変態に感情移入なんてやべえなぁ笑)
でもそれ以上に、鶴見中尉の慈愛に満ちた対応に涙が止まらないのかもしれませんね
(しろくまこも鶴見中尉の腕の中で死にたい…)

鶴見中尉は我々が思ってる以上に情の深い人物なのかも…と今回思いました
金塊を追う目的は何かヤバい理由があるのかもしれませんが
妻子への思いや、報われない戦友たちへの思いが根底にあるのは真実なんでしょう

自分は安いコマじゃないかと不安を抱えていた宇佐美が、敬愛する鶴見中尉の腕の中で死ねたこと
宇佐美にかけた言葉は優しい嘘かもしれないけれど、それで救われたならいいじゃないかなと

思えば札幌編…というか札幌に舞台が移ってから、ず〜っと宇佐美の物語を見せられていたような気がします
23巻の加筆修正で、宇佐美の過去回想がすべて方言に替えられていて
都会的な鶴見中尉のイメージには合わなくて、正直なんだかな〜と思ってたんですが…まさに今回のためだったんですね!
最後に方言で語り合うからこそ表現できる2人だけの関係…

今回宇佐美がひたすら美しく表現されてるのに対して
尾形が、悪魔的というか悪辣でちょっと滑稽に描かれてるなと思いました
(先週は地を這ってでも意地汚く生き抜くっていう執念がすごかった…)
サッポロビール工場編では尾形さんの出番ないだろうな〜とのんびり構えてたのにずーっと出ずっぱりで、まさかの尾形完全体への進化イベントまであろうとは…

ただ宇佐美を撃つときの
「安いコマかどうかそんなに不安なら」「お前の葬式で鶴見中尉がどんな顔をするのか見たらいい」
はどちらの意味で言ったんでしょうね
本当に安いコマだった、なのか
悲観するほど安く扱われてないよ、なのか…

それにしても今回の256話は、鶴見中尉・宇佐美・尾形の3人だけの、他の誰も立ち入れない濃密なお話過ぎてしんどかったです
ていうか野田先生がこの3人の間に他の人物を介在させたくなかったのかな?てちょっと思いました
宇佐美と尾形って、一番長く一緒に過ごしてきただろうし(←階級が一緒なので)いずれ尾形の過去で明らかになると思うんですが…怖いけど早く見たい…

あと、宇佐美を狙った銃弾だけど、杉元にしたら自分を狙ったと勘違いしてそうだし
来週以降もあっちこっちでヤバそうな展開が続きそうですね…もしかしてここが最終決戦!?

そして、繰り返される杉元の「何のために生きるのか」問題
毎日無為に過ごしてるしろくまこにはザックリと心に突き刺さるよ…野田先生…

***ここまで読んでいただきありがとうございました***

コメント

タイトルとURLをコピーしました