映画感想邦画

【感想】孤狼の血

友の勇姿に涙…( ;∀;)
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どうもこんにちは、しろくまこです

映画感想

「孤狼の血」見ました

実はこれ、映画館にも見に行っております(何年前かしら?はよ感想書けよ…ていう)
というのも、しろくまこの学生時代の友だちがエキストラで出演してまして…あんなに画面を隅から隅まで食い入る様に見たのは初めてかもしれません

話そっちのけで…笑

おおまかなあらすじ

昭和63年。暴力団対策法成立直前の広島・呉原――。そこは、未だ暴力団組織が割拠し、新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の「加古村組」と地場の暴力団「尾谷組」との抗争の火種が燻り始めていた。そんな中、「加古村組」関連企業の金融会社社員が失踪する。失踪を殺人事件と見たマル暴のベテラン刑事・大上と新人刑事・日岡は事件解決の為に奔走するが、やくざの抗争が正義も愛も金も、すべてを呑み込んでいく……。警察組織の目論み、大上自身に向けられた黒い疑惑、様々な欲望をむき出しにして、暴力団と警察を巻き込んだ血で血を洗う報復合戦が起ころうとしていた……。

amazonより

友だちが出る!って聞いて見に行ったので、どんな作品だとか誰が出てるとかの予備知識はほとんどなく…だからいざ行ってみたら意外と観客に女性が多くてびっくり(※さすがにヤクザ映画っていうのは知っていた)なんでだろーと思ったところ松坂桃李さんが出てたんですね

しろくまこもチケット売り場で松坂桃李さんファンだと思われてるわよ

孤狼の血
物語の舞台は、昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島。所轄署に配属となった日岡秀一は、暴力団との癒着を噂される刑事・大上章吾とともに、金融会社社員失踪事件の捜査を担当する。常軌を逸した大上の捜査に戸惑う日岡。失踪事件を発端に、対立する暴力団組同士の抗争が激化し…(C)2018「孤狼の血」製作委員会

ざっくりとした感想

ヤクザ映画は難しい

ヤクザ映画といえば「アウトレイジ」大好きっ子なので、どうしてもそれと比べてしまいますね

「アウトレイジ」て内容よりもシーンごとに楽しむというか、いろんな出来事が積み重なって事態が進んでいくって感じで、どっちかというと空気が乾いてるじゃないですが、説明も少ないし
でも「孤狼の血」の場合、人情というか、人間ドラマ中心って感じで、ナレーションの湿度も高めで正直好みではなかったです

ヤクザ映画ってそれ専用の「文法」みたいなのがあって、それが分からないとついていけない印象なんですが、どうでしょうか?

あと、表現の限界に挑戦するというテーマがあったらしく、色々と目を背けたくなるような場面が多かったのですが、なんていうか…豚小屋で糞尿まみれのリンチとか、腐乱死体をアップで見せるとか、首を切って便器に入れるとか…分からなくはないけど、単なる悪趣味といいますか、がんばる方向性を間違えてるような気がしました

うまくは言えませんが、表現の限界てそういうことじゃないんじゃないかと…

豚(豚小屋)好きすぎ…って感じだったわよ

登場人物寸評

話もややこしいし、ヤクザ映画を語れるほど理解したわけではないので登場人物寸評です

【役所広司さん】 ※破天荒な刑事

勝手なイメージなんですが、役所広司さんていわゆる「良い役」ばかりやってません?
それでめったにない「悪い役」に気合いが入り過ぎてるのか、ちょっと演技がトゥーマッチな感じがしました
なんか全ての表現がオーバーというか…悪役慣れてる人ってもっと自然に凄みがでるじゃないですか

かと言って他に誰がやれば良かったんだ、って話ですが、今の日本映画界において、大作の主役を張れるだけの格があって、尚且つ客を呼べる役者って他にそうそういないのかもしれませんね
ググったところ原作ではこの役の年齢設定が実は40代だったそうで(さすがに役所さん40はないわー笑)その年代の役者だと、椎名桔平さんあたり…?
それだとアウトレイジファン歓喜…!って感じですが、客を呼べるかって言ったら、まあ…

死んだ後、実は良い人だったんだよーってエピソードが畳み掛けるように出てきて、ちょっと蛇足に感じました
清濁併せ呑んだ人物だってことはそれまでの話で分かるから、そこまで説明しなくてもええんやで…

悪者っぽい人が実はいい人でしたーって展開、なんか冷めちゃうのよね

【松坂桃李さん】 ※新人刑事で色々振り回される人、ラストでちょい悪に

実はしろくまこは松坂桃李さんが羨ましくて…というのも、ちょい役でも話題作にどんどん出演して、着実に「格」を上げていってるなーと(瀬戸康史キュン、同じ世代なのにどんどん差を付けられてる…しょんぼり…)

この役も結構いい感じでハマってて、役柄と共に役者としても成長していく感じが良かったです

テレビだとイマイチ視聴率が振るわないみたいですが、今後も映画で重宝される存在になっていくんでしょうねー羨ましいわー

【真木よう子さん】 ※人気のクラブのママ、エロい

キレイだし、ちょっと品のない(田舎の)クラブのママ感も出てて悪くはなかったんですが、なんていうか…良くも悪くも華がありすぎて、若い下っ端ヤクザに入れこむような情のある女には見えないなぁと

あなた、絶対「大物狙い」しかしませんよね?…みたいな笑

ここはヤクザの情婦を演じたら右に出るものはいない(と、勝手に思っている)戸田 菜穂さんに演じて頂きたかったです笑

…と、ここまで書いて、しろくまこキャスティングだったら絶対ヒットせんわー笑

【若い命を散らしたエキストラの皆さま】

ヤクザ映画に必要不可欠なモブヤクザたちを、全力で演じられてたことかと思います
ただ…悲しいかな、名も無きヤクザさんたちはいつも画面から見切れていたり、写っててもピントがボケボケで顔も区別出来ない状態がほとんど
これが北野武監督だったら、風貌が分かるくらいにはピントを合わせてもらえてたんだろうなあ…と(※基本的にパンフォーカスで撮ってはるので)

こういうのも監督の個性なので文句はいいませんが
それでも映画を盛り上げるためがんばったエキストラの皆さんに万雷の拍手を…!!

***ここまで読んでいただきありがとうございました***

続編があるとかないとか…?

そんなわけで 
しろくまこの評価は・・・10/10点です(`・ω・´)シャキーン
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しろくまこは友だちを見つけるために何度リプレイを繰り返したことでしょう…涙

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