映画感想邦画

【感想】合葬

瀬戸キュン、結婚おめでとう!
--
どうもこんにちは、しろくまこです

映画感想

実質瀬戸康史キュン主演「合葬」見ました

クレジット的には柳楽優弥さんが主演よ…

それはともかく瀬戸キュンがついにご結婚…おめでたいですね♪

ファンでありながらこんなこと言うのもアレなんですが、瀬戸キュン現状ではこれ以上ブレイクする/はねることも正直なさそうなので、結婚でもして一つ上の段階にクラスチェンジしてくれねえかなあ〜と思ってたので、ホントに良かったわ〜と

お相手も「誰やねん…」と言うような無名の女優でもなく、明らか地雷な年上の悪女…とかでもなくて、お似合いの女優さんで何よりですね〜(*´Д`)

まあ、ちょっとどちらも可愛過ぎカップルだけど…

原作マンガは好きでした

実は原作のマンガが好きで持ってまして、今回映画を見るにあたって予習しようと本棚から引っ張り出してきました

原作のラストの空が広がってるシーンが特に好きで、今でもそこだけは覚えてたんだけど…
内容そのものはすっかり忘れてたわ!

20歳前後の頃に読んで、そこからホニャララ年も経ってるので、流石に昔ほどの感動はなかったのですが、今読んでもやっぱり良いお話でした

作者の杉浦日向子さんてそういえば亡くなったって聞いたような…と思ってググってみましたが、2005年に死去されていたようです、今更ですが合掌…

ただ「合葬」は好きな作品ですが、何故今この時代(2015年)に映画化したのかなあと
1984年に「日本漫画家協会賞」を受賞してるので、90年代くらいだったらまだ理解できたんですが…

あらすじをコピペするために公式サイトみましたが、脚本は渡辺あやさんだったんですねー
たくさん見てる訳ではないですが、「カーネーション」とか「ジョゼと虎と魚たち」が好きだったので、ちょっと期待したのですが…

おおまかなあらすじ

知られざる彰義隊の真実
終わりゆく江戸 切なく揺れ動く 青春最後の一ヶ月
慶応四年(1868年)四月十一日、三百年に亘る江戸幕府の時代が終わりを告げた。 第十五代将軍・徳川慶喜は新政府軍に江戸城を明け渡し、明治時代が幕を開けたのである。 鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」。高い志をもって結成され江戸の民衆から慕われながらも、幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまった彰義隊は、「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまであまり語られることがなかった。 『合葬』は、将軍に熱い忠誠心を持ち、自らの意思で彰義隊に加わった青年・極 (柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもなく赴くままに入隊した柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらもそこに加わらざるをえなかった悌二郎(岡山天音)の、時代に翻弄された数奇な運命を描く。

公式サイトより
合葬
知られざる彰義隊の真実終わりゆく江戸 切なく揺れ動く 青春最後の一ヶ月慶応四年(1868年)四月十一日、三百年に亘る江戸幕府の時代が終わりを告げた。 第十五代将軍・徳川慶喜は新政府軍に江戸城を明け渡し、明治時代が幕を開けたのである。 鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された...

ざっくりとした感想

主な登場人物

しろくまこは幕末について詳しくないので、彰義隊のこともイマイチ知らないんですが、基本的には3人の若者を中心に話が進むので、青春ものとしてみれば、それほど歴史的な知識はなくても楽しめる…はず?

  • 秋津極(柳楽優弥さん、無駄にエロい)…忠義に目覚め彰義隊に入隊、死に場所を求めてる?
  • 吉森柾之助(瀬戸康史キュン、ラブ)…体よく養家から追い出され、行くあてなく彰義隊に身を寄せる
  • 福原悌二郎(岡山天音さん、誰?)…長崎に留学しててたまたま江戸に帰省中、時流をちゃんと見てる人

原作では誰が主役という感じでもなく、3人がフラットに描かれてますが
まあ強いて言うなら、話の重要度的に
悌二郎→柾之助→極 と言う順なのかなぁと思います

ただ映画では柳楽優弥さんが主役をやっているので、逆に
極→柾之助→悌二郎 になってて、そこはまあそんなもんかな、と言う印象です

全く別物でした

さて映画ですが…正直なんだかなあと言う感想です
なんて言うか原作の入れ物だけ借りて、中に全く別のものを入れたような感じ?に思えました

原作通りに作れ!とは言わないけど、原作の「ここは重要なシーン」と思ってたところがことごとくカットされているのよ

その代わり意味の良くわからないオリジナルシーンが挿入されてたりね…
バランスが良くないと思ったわ

原作を好きな人からしたら、むむむ!?ていう仕上がりだし
歴史好きで彰義隊を見たかった人からしても、むむむ!?ていう感じだし
特に予備知識もなく見た人にとっても、何の話か良く分かんなかったんじゃないかな?
という気がします

特に残念だったシーン

  • 冒頭、何かを踏んだ足元をやたらとアピールしてたので、何か重要なテーマを象徴してるのかな?と思ったのに、特に最後まで明かされることはなかった

何か意味があったのかもしれないけど、作品を見てる限り分からないわ

  • 原作では悌二郎は逃げ遅れたために上野戦争に巻き込まれ、諦めの中ほとんど抗うことなく流れ弾に当たって死ぬんですが、映画では「俺も戦う!」みたいな好戦的な青年に…

悌二郎はは開明的な青年で、この戦いに意味を見出せないキャラだったはず…

  • そして肝心の、映像化で1番期待されたであろう戦いの場面も一瞬で終わって、おやおや…?な仕上がりに

相手方の陣営がさっぱり出てこないので、全然緊張感がなかったわ
予算ー?予算のせいなのー?

  • 1番カタルシスを感じる「ラストシーンの空」がごっそりカット

1番映像で見たかったシーンが…涙

  • その代わり、砂世(極の許嫁だったけど一方的に破棄された女の子)が極との一夜の逢瀬をおっさんに告白するというなんかちょっとキモイシーンがラストに…

あんな暗い画面で映画が終わってもね…
モヤモヤしか残らないわ

何ですかねー
脚本家的には「男女の話」に焦点を置きたかったのかしら…?

遊女との絡みがいっぱいあったり、柳楽優弥も無駄にワイルドな魅力を振りまいてモテまくってたり…とかね

この作品のテーマとは?

この作品って、時代の大きな流れに翻弄された若者達の生き様と、古い因習・しがらみ(幕府への忠義とか)からの解放と救い、がメインテーマだったと思うんですね

3人の中で唯一生き残った柾之助が、1人会津を目指すけれど、そういうこともどうでもよくなって、ひたすら走って倒れ、その上には(時代が変わっても)何一つ変わらない空が広がっていて…(その後見ず知らずの農夫に助けられる)
まさに「国破れて山河あり」的な詩の世界が、一番の感動するところだと

映画ではその辺りごっそりカットなので、別のテーマが込められてたんでしょうね…

残念ながらそのテーマが何か理解できなかったけど

でも、まあ原作との違いをあげつらうばかりなのもアレなんで、映画の良かった点を考えると…

ナレーションがまさかのカヒミ・カリィ!
これが意外と落ち着いていて良かったと思います〜まあ昔ファンだったしね☆

***ここまで読んでいただきありがとうございました***

正直映画より原作を読んでください!という気持ちです!

そんなわけで 
しろくまこの評価は・・・10/10点です(`・ω・´)シャキーン
--
瀬戸キュンの可愛さは国破れてもエターナル

にほんブログ村 映画ブログへ

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

しろくまこをフォローする
しろくまこ・映画を語る

コメント

タイトルとURLをコピーしました